こんにちは、かとえりです。
6月からカリスハーブスクールに通い始め、早速第一回目の授業を受けてきました。
第一回目の授業は「ハーブの歴史」についてでしたが、授業中にハーブティーを飲んだり、ハーブのお酒を試飲したり、ハンガリーウォーターを作ったりと実際にハーブを見て触れる機会が多い内容で、ハーブを満喫することができました。
そこで、今回はこの授業で体験した「ハーブティー」についてご紹介していきたいと思います。
「カリスハーブスクール」については、以下をご参照ください。
目次
カモミールとペパーミントのハーブティー
ハーブティーは、病気を治したり症状を急激に改善してくれるような特効薬ではないですが、日常的に体内に取り入れることにより、人間の持つ自然治癒力の強くし、免疫力を高めることができます。
早速今回試飲したカモミールとペパーミントの効能について調べてみました。
美容効果とリラックス効果をあわせもつ、女性に優しいカモミール
カモミールはマザーハーブと呼ばれ、古代ギリシャから婦人科系の症状や美容に用いられてきました。いくつか種類があるのですが、一年生植物のジャーマンカモミールと多年生のローマンカモミールが一般的です。
ジャーマンカモミールは、青リンゴのような新鮮な香りを持ち、
ハーブティーに用いられることが多いです。
一方で、ローマンカモミールは苦味が強いため、アロマセラピーに使用されます。
消化を助け、胃腸の調子を整えてくれるほか、ストレスや不安を軽減させてくれます。
寝る前に飲むと安らかな眠りにつけるため、不眠の人に適しています。
体を温める効果もあるので、風邪のひき始めにもよく飲まれます。
カモミールの効能をざっとまとめるとこんな感じ。
カモミールの効能
- 消炎(炎症を鎮める)
- 鎮静(心身の高ぶりを鎮め、正常な状態に回復する)
- 鎮痙(筋肉の痙攣を鎮める)
- 鎮痛(痛みを鎮める)
- 駆風(胃や腸内に溜まったガスを排出し、腹の張りや痛みを和らげる)
- 発汗
- 血行促進
- 利尿(尿の生成を促し、尿の出をよくする)
殺菌作用、利尿作用があるペパーミント
600種類以上あると言われているミント。
その中でもメントールの清涼感とほのかな甘み、後味の爽快感が特徴的なペパーミントは、代表的なものとして馴染みのあるハーブです。
食べ過ぎ・飲み過ぎの後に飲用すると、腸内のガスを減らし消化を促進してくれます。
またメントールの清涼感が中枢神経を刺激し、脳を活発化させてくれるので気分転換や集中力・記憶力を高めてくれるほか、鼻づまりや咳、頭痛なども軽減してくれます。
ペパーミントには鎮静作用があり、イライラを鎮めてくれるほか、殺菌作用もあるので、うがい薬やルームスプレーなどにも使用されることが多いです。
ペパーミントの効能をまとめると・・・
ペパーミントの効能
- 免疫賦活(最近やウイルスへの免疫力を強化し、抵抗力を高める)
- 鎮痙(筋肉の痙攣を鎮める)
- 鎮静(心身の高ぶりを鎮め、正常な状態に回復する)
- 駆風(胃や腸内に溜まったガスを排出し、腹の張りや痛みを和らげる)
- 強肝(肝機能を回復もしくは促進させる)
- 利胆(胆汁の分泌・排出を促進する)
ハーブティを飲んでみた感想
ハーブティーの入れ方のコツなのでしょうか、普段飲むハーブティーとは比べ物にならないほど美味しかったです。
何と言っても、香りが全然違います。
ハーブにお湯を注ぎ葉を蒸らしている間も、カモミールの甘酸っぱさとペパーミントの清涼感あるスーッとした香りが部屋いっぱいに広がり、ホッと心を落ち着かせてくれます。
普段飲むカモミールティーは、少し薬っぽい匂いがしてあまり得意ではなかったのですが、
今回はそれがなくて、とても飲みやすかったです。
カモミールの利尿作用が効いたのか、飲んだ後はトイレに行きたくなってしまい、ハーブの効果を実感しました(笑)
ハーブの先生曰く「ハーブは自分が好きなものを摂取することが基本」とのこと。
それぞれのハーブに個々の効能があるのですが、嫌いな香りのハーブを我慢して飲むのではなく、
自分が心地よいと思う香りや味のハーブを嗜むと良いのだそうです。
ハーブは、薬と違って飲むことで効果を得るものではなく、「その香りや味を味わうことが重要」ということがよくわかりますね。
まとめ
いかがでしょうか。
まだまだコロナの脅威に気を抜けない生活が続いていますが、カモミールとペパーミントのハーブティーで免疫力を高めつつ、わずかな時間でもホッとリラックスできるひとときを楽みたいと思います。
みなさんも、よろしければ是非試してみてください。
アレルギーのある方は、医師の指導のもと適切に飲用してくださいね。
参考文献:
- Sakakida, C. & Watanabe, H. (2011). Ichiban wakariyasui herb tea daijiten [Herbal tea dictionary for beginners] .Tokyo: Natsumesha
- Japan herb society. (2013). Herb no kyokasho [Herb textbook].Tokyo: Shodo shuppan
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