【ハーブ栽培レポ】初心者にも育てやすいハーブとその栽培方法

ハーブ

こんにちは、かとえりです。

ハーブの学校に通い始めて、早いもので2ヶ月が経ちました。
ルームスプレーやうがい薬、ハーブ料理などハーブにまつわる様々なことを学ぶことができ、その奥深さに改めて気づき、ハーブにのめり込んでしまっている日々を送っています。

特に、ハーブティーやハーブ料理を実際に色々試す機会が増え、今では毎日何かしらのハーブを取り入れるようになりました。
そういうわけで、毎日ハーブを使っていると「やはり家で育てた方がいいな」と思うようになり、この度、自宅にプチハーブ農園を作ることを決心いたしました!
自宅の裏庭なので非常に狭いスペースではありますが、これから色々とデザインをしていこうと思っています。

ハーブ農園を作ると言っても、ハーブについても栽培についてもど素人!の私なので、
これからスクールの先生のアドバイスや参考資料などをもとに、作っていきたいと思います。

ハーブ農園と呼べる日までは、長い年月がかかるかと思いますが、これからハーブを栽培したい人、ハーブ栽培に興味があるが難しそうで何から始めていいか分からない人にとって、私の経験や学んだことが良くも悪くも参考になれば嬉しいです。

目次

さあ、ハーブ農園を作ろう!

自宅ハーブ農園を作ろうと決心したのですが、その予定地である裏庭は現在改装中。
そのため、農園のデザインに取りかかれる時期が当分先になってしまいそうなので、各ハーブの栽培方法などの勉強もかねて、手軽にベランダ菜園から始めていこうと思います。

ベランダ菜園でも地植えでも、ハーブ栽培で一番重要なことは、そのハーブの香りを最大限に引き出すことです。ハーブは肥料で育てられたものではなく「土と光と水と自然が生み出すもの」により、大地の力により育てられるものです。その大地の恵みにより、ハーブはそれぞれがもつ香りや効能などの力を最大限に発揮することができるのです。

土つくり

ハーブを育てる最初の作業は、土作りです。

土中の空気が不足すると植物の根は酸欠状態になり、水分や養分を吸収する力が弱まってしまいます。根の働きを活発にするには、適度に空気を含むフカフカの土が必要となります。

理想的な土とは、水はけがよく、保水性が良い、通気性の高い、清潔で、土の中にミミズや微生物がいることです。軽すぎず重すぎず、適度の水分があり、握ると固まりますが、つくとほぐれるような土になるように耕していきます。

これらの条件を備えるためには、以下のような比率で土をブレンドすると良いでしょう。

市販の野菜用培養土 70% + 赤玉土小粒 20% + 完熟腐葉土 5% + 発酵牛糞 5%

土作りは、植え付けの2週間前までに済ませましょう。

野菜用培養土

アイリスオーヤマ 培養土 花と野菜の培養土 14L(472円〜)

赤玉土(小粒)

赤玉土(DIYシリーズ) 小粒 2L(1,572円〜)

完熟腐葉土

木の葉 100%腐葉土 14L(1,408円〜)

発酵牛糞

醗酵牛フン 2L (260円〜)

 

種まき

土ができたら、種まきです。
種まきは、土ができたらいつでも良いわけではありません。
ハーブの原産地の気候に合わせ、春まきに向くハーブや秋まきに向くハーブがあります。

春まきに向くハーブ

夏に旺盛に繁殖し、冬に枯れるもしくは生育が停止するものが多い。

  • バジル:熱帯原産のため、冬をこすことができない
  • ミント、レモンバーム、オレガノ、マジョラム:多年草だが、冬枯れする
  • ラベンダー、タイム、ローズマリー、セージ:冬に生育が停止する

秋まきに向くハーブ

基本的に二年草で寒さに強く、多くは冬に茎を伸長しないで地脇から葉を広げてロゼット状になる。
冬の低温・短日条件下で花芽を分化し、暖かくなると開花、結実して枯れる。

  • ルッコラ
  • マスタード
  • コリアンダー
  • カモマイル

種まきの方法

育てたいハーブの特性を知ったら、実際にベストなタイミングで種まきをしましょう。

種まきには、直まきとセルトレーにまいて発芽したものを植え替えををし育苗、定植する方法があります。育苗で育てる方が、直まきよりも手間とコストがかかりますが、失敗しにくいので初心者にはおすすめです。

手順

  1. セルトレーに市販の培養土を9分目まで入れる
  2. その上に細かくふるった土をすりきりいっぱいまで入れ、定規などで平らにする
  3. 水を土の上からかけ、土を十分に給水させる
  4. 土に種をしっかり置く(一つのセルに1-5粒くらいまで)
  5. ふるった細かい土を種が完全に見えなくなるまでかける(種を深くに入れすぎないように注意する)
  6. かけた土が湿るように霧吹きで土を湿らせる
  7. 湿った新聞紙で覆い、発芽まで乾燥させないように、植物ごとの発芽適温を保つ
  8. 発芽適温である20度に近い場所におく
  9. 一つでも発芽したら、最も日の当たるところで育てる
セルトレー

サカタのタネ 鉢 ジフィーストリップ 角型5cm12個連結5枚入 ブラウン(748円〜)

もし種から発芽させ育てるのが難しいと思う方は、苗を買ってきて、そこから育てるのも良いでしょう!

【ベランダ菜園向け】初心者におすすめのハーブ TOP5

ハーブは基本的に雑草なので、特別な肥料などを過度に与える必要はありません。
しかし、ハーブを育てる上で原産地の気候が深く影響するので、その点を抑え様々な環境下でも元気に育ってくれる比較的繁殖力の強いハーブから始めると良いでしょう。

まずは、一般的に繁殖力が強く、日々の生活の中で使いやすいハーブをランキング形式でご紹介します!

5位:チャイブ (原産地:ヨーロッパ・アジア 気候型:西岸海洋気候)

玉ねぎやねぎに似た香りや風味を持っていますが、より繊細な味をもつチャイブ。
スープやポテトサラダなどに使われ、料理ハーブとして有名です。

栽培はほとんど手がかからず、日なた〜半日陰でよく育ちます。
乾燥に比較的強いですが、水切れすると葉が折れたり、葉先が茶色になったりします。
表土が乾いたらたっぷりとお水を与えることがポイントです。
耐寒性のあるハーブですが、冬は地上部が枯れます。根が凍らないように保温して冬越しさせると、春には再び新芽が伸びます。

4位:レモンバーム(原産地:南ヨーロッパ 気候型:地中海性気候)

ミントを育てたことのある人が、次に挑戦するハーブとして知られています。
「幸せのハーブ」と言われるほど、匂いを嗅いでいるだけで、なんだか落ち着いてほっこりすることができるので、ハーブティーやハーブバスなどで使用すると良いでしょう。

多年草で耐寒性があり、生育が旺盛で手間がかからないので、初心者におすすめです。
日なたを好み、水やりは土が乾いてきたら、たっぷり与えましょう。
さし木で簡単に増やせるので、次々と分枝して大きく育てることができます。
茂りすぎると株の内部が蒸れて、生育が悪くなってしまうので、その場合は剪定をして間引きましょう。

3位:タイム(原産地:地中海・西アジア・北アフリカ 気候型:地中海性気候)

ブーケガルニには欠かせないハーブであるように、料理ハーブとして有名なタイム。
種類が豊富で、直立するタイプと這うように広がるほふくタイプに分かれます。
料理によく使われるのは直立タイプのコモンタイムです。

どちらも生育が旺盛で栽培は簡単なので、初心者に向いています。
日当たりと風通しの良い場所を好みます。やや乾燥した場所を好むので、表土が乾いたらたっぷりと水を与えるくらいにし、水の与えすぎには注意しましょう。

2位:ローズマリー(原産地:地中海沿岸 気候型:地中海性気候)

昔ずぼらの私が、興味本位でハーブを買ってベランダで育て始めましたが、時間がたつと手入れが面倒になってしまい、ほぼ放置してしまった結果、全てのハーブが枯れてしまいました。それでも、最後まで力強く根をはって成長してくれたのがローズマリーです。

生育が旺盛で、病害虫もあまり発生しません。
日向で育てます。やや乾燥気味の場所を好むので、こまめに水をやる必要はありません。
表土がやや乾いたら水をやりましょう。様々な効能をもつローズマリーは、ハーブティーや料理はもちろん美容用品などにも使われ、自宅にあると大変重宝するハーブの一つです。

1位:ミント(原産地:ヨーロッパ 気候型:地中海性気候)

堂々の第一位は、ペパーミントやスペアミントなどのミント系ハーブ。
とにかく生育が旺盛で、育てやすいことが魅力です。
日なたを好みますが、明るい日陰でも良く育ちます。

ミントは、ハーブティー、料理や入浴剤など、色々なシーンで利用することができます。
多年草で、耐寒性もあり、さし木でも楽に増やせることから、初心者がまず挑戦したいハーブです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

コロナの影響でいつもより自宅で過ごすことが長くなった方も多いかと思います。

ご紹介したように、簡単に栽培できるハーブもありますので、この際にぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

私もハーブ栽培は素人で色々不安もありますが、随時初心者が挑戦できそうなハーブの栽培情報や成功談・失敗談も含め今後定期的にご報告できればと思いますので、よろしくお願いいたします。

 


ハーブ料理ランキング

にほんブログ村 料理ブログ ハーブ料理へ
にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました