こんにちは、かとえりです。
コロナ禍の影響もあり、こういう方達が今増えていて、特に薬膳の通信教育は大人気のようですね。
今回は、本草薬膳学院を受講している運営者が、以下のような悩みがある薬膳通信講座を検討中の人向けに記事を書いていきます。
- 受けたい講座(学校)は大体絞られてきたが、本当に選んだ講座でいいのか、入学をまだ検討している
- ズバリ、本草薬膳学院への入学を検討しているので、その詳しい情報を知りたい
- 本草薬膳学院に入学して、自分は本当にやっていけるのか不安
- 本草薬膳学院のお金事情(学費)が知りたい
「どんな薬膳の学校・講座があるのか?」「どんな講座を受講すれば良いのか」など、ご自身が受講してみたい講座のイメージがあまりできていない方は、こちらの記事をまず参考にしてみてください。
目次
本草薬膳学院の評判は?
まず、ネット上で本草薬膳学院についてのクチコミや評判を探してみましたが、具体的に講座について評価をしている方はあまりいらっしゃいませんでしたが、こんな意見をちらほら目にしました。
中医学用語が漢字ばっかわからない。。思っていたより、難しいじゃないか。。。
絵もない教科書で訳がわからない。何から手をつけていいのかわからない・・・・挫折しちゃうかも。。。
そうなんです。
本草薬膳学院の教科書は、正直に言います。難しいです。
イラストもないので、文字ばかり・・・・
今まで全く東洋医学や中医学を勉強した経験がない方にとっては、非常にハードルが高いと感じるに違いありません。
しかし、本草薬膳学院でコースを終了する生徒さんからはこんな声もあります。
ちゃんと勉強して、薬膳のことがわかってきて、すごく楽しい!
現在私はやっと折り返し地点が見えてきたところなのですが、実際に講座を受けてみた感想は「始めは訳がわからなかったが、とにかく教科書を読んで学習を進めていく上で、今は楽しく思えるようになってきた」というのが本音です。
それでは、これらのクチコミがどういうことなのか、詳しく解説していきたいと思います。
本草薬膳学院で使用する教科書について
まずはじめに「本草薬膳学院で使う教科書は難しいのでは問題」について解説します。
本草薬膳学院では、上の6冊の教科書を使用します。
講座を進めていく上で、基本この6冊の教科書を自分で読み、理解しながら進めていきます。
本草薬膳学院の評判でもあったように、この教科書にはほぼイラストがありません(泣)
今まで中医学を勉強したことがない全くの初心者には、この教科書だけで勉強するには正直かなりハードですが、薬膳で日常の体調管理を行いたいという方は、中医学の概念の勉強は避けては通れない道なので、勉強していくしかありません。
まず、中医学の概念を『実用中医学』の教科書を使って、中医学の整体観念、陰陽学説、蔵象学説、病因学説と病因弁証論治などについて学びます。ここが薬膳を学ぶ上で基礎の基礎になるので、しっかりと理解していく必要があります。そして、それが終わると『方剤学』の教科書を使い、食材や中薬の名前と効能をひたすら覚えていきます。方剤学の後は、『中医薬膳学』の教科書を使って、季節に合わせた薬膳、五臓の働きに合わせた薬膳、体質に合わせた薬膳など、薬膳の処方について学んでいくという流れになっています。
確かに難しく理解しづらい教科書であることは事実なのですが、内容はとても濃く、これらを一通り勉強して理解できた時には、薬膳の処方が一人でできるようになるレベルになることができます。
ちなみに私は、教科書をひたすら読んでいてもなかなか頭に入っていかなかったので、まず市販で売られているオールカラーの東洋医学の基礎について書かれている本を一度読みました。これらの本は本草薬膳学院で学ぶ内容よりもかなり浅い内容ですが、ざっくりとした中医学の基本的な概念を学ぶ上ですごくわかりやすかったので、一度読んでよかったと思います。
最新カラー図解 東洋医学 基本としくみ
1,540円(税込)
結論、本草薬膳学院で使用する教科書は確かに難しいですが、教科書の内容はとても濃いものになっているので、諦めずに頑張って勉強していけば確実に力になるような内容になっていると思います。初心者の方は、この教科書だけで全てを理解しようとせず、市販で売っている本なども適宜使いながら進めていけば、挫折せずに勉強を進めていくことができると思います。
本草薬膳学院のカリキュラムについて
次は、カリキュラムについてです。
本草薬膳学院の通信もしくはオンライン講座を受講する際、こなしていくカリキュラムは大きく分けて3つあります。
- 課題
- スクーリング
- 卒業レポート
ここから、この3つを詳しく解説していきます。
1. 課題
通信・オンライン講座を受講する方は、ある一定の章を学んだ後に課題を行なっていく必要があります。課題といっても、小クイズのようなもので、教科書の内容をしっかり理解できているかどうかを自分で確認するようなものと思ってもらって結構です。
通信講座の場合は、印刷された小テスト(8回分)が自宅に送られてきますので、自分のペースで教科書を読み進め、その小テストを行なっていきます。終わったら、本草薬膳学院に郵送し、先生たちに添削してもらうという形で進めていきます。(C以下の点数を取ると、再提出になります)
一方オンライン講座の場合は、PCやタブレットなどを使って教科書の内容を理解していき、クイズのようなものをPC経由で受けるという形で進んでいきます。
よく通信講座とオンライン講座のどちらが良いのか聞かれるのですが、通信講座は、教科書と印刷された小テストで授業が進められ、オンライン講座は教科書を読んだり、小テストを受けることも全てオンライン上で行われます。PCやタブレットで好きな時に勉強したいという人は、オンライン講座を。やはり紙で勉強したいという人は、通信講座をおすすめします。
2. スクーリング
本草薬膳学院の通信・オンライン講座のカリキュラムには、3日間のスクーリング受講が必須になっています。(このスクーリングを修了しなければ、このスクーリングの授業では、中医学の概念や薬膳の献立の作り方、調理実習などを行なっていくのですが、先生たちがわかりやすく講義をしてくれるので、今までひたすら教科書で勉強していた知識をより一層深めることができます。(点と点が繋がっていくような感じです。)
スクーリングは、年に2回開講(秋と冬)されます。(東京校のみ開催)
通信・オンライン講座の受講生がその2回の講座に殺到するため、すぐに講座は満員になってしまいますので、スクーリングの申し込み案内が届いたら、すぐに申し込みをしたほうが良いです。国際薬膳師の受験資格にも関わってくるので、秋と冬どちらを受けるべきかなども事前にしっかり調べておくと良いと思います。
スクーリングは、長丁場です。朝10時から夕方の5時ごろまであります。
丸一日の講座が3日間続きますので、遠方からいらっしゃる方や小さなお子さんがいらっしゃる方は、事前にしっかりと準備しておきましょう。
3. 卒業レポート
最後の難関が卒業課題のレポート!
こちらは、まだ手をつけていないので、終わった人たちから聞いた話をお伝えします。
卒業レポートとは、全ての課題やスクーリングを終えた人が挑む最後の課題で、症状を分析し、その症状の原因やその症状の治療法を検討し、実際に薬膳のレシピを作っていくというものです。
かなり実践的な内容なので、私は今からこの課題を楽しみにしているのですが、この卒業レポートはなかなか合格点を取れないことで有名だということを他の受講生から聞きました。先生たちも「卒業レポートを1回目で合格点を取れた人を今まで見たことがない」とおっしゃっていたので、かなり難しい内容なんだと思います。
しかし、このレポートを何度も何度も取り組んでいくうちに、薬膳の処方の仕方のコツを掴んでいくことができるようになるため、合格点をもらえるようになる頃には、「薬膳って、めちゃくちゃ楽しい!」と思えてくるそうです。
本草薬膳学院に通うべき3つ理由
ここまで、本草薬膳学院の教科書の内容やカリキュラムについて解説してきたので、それを踏まえて本草薬膳学院をおすすめする理由を述べたいと思います。
本草薬膳学院に通うべき3つの理由
- 通信でも質の高いカリキュラムを提供してくれる(でも、本気で勉強しないとついていけない)
- 薬膳エキスパートの講師が丁寧に教えてくれる
- 学院の人たちが、とにかく親切でフレンドリー
本草薬膳学院は、国際資格(上位資格)を目指せる学校だけあり、やはりユーキャンや東京カルチャーセンターなどの入門講座と比べると勉強していく内容が多い分、時間も労力もかかります。しかしその分、薬膳をより実用的に使えるようになるのではないかなと思います。学長の辰巳先生は、中医薬膳学を熟知した方です。そういった方から直々に薬膳を教わることもとてもいい経験になるかと思います。
もし、それでも「中医学を勉強したことがなくて、ついていけるか不安だな」と悩まれている方は、入門の通信講座をまず受講してみるのではなく、まずは市販の東洋医学の本を買ってきて読んでみてください。
4−5万ぐらいする入門講座の内容は、1,500円ぐらいの本一冊で大体学べます。
最新カラー図解 東洋医学 基本としくみ
1,540円(税込)
この本を読んだ後に、まだ学びたいな、もっと薬膳や中医学について知りたいなと思った時は、あなたはきっと入門の通信講座では満足できなくなっているはずです。本草薬膳学院に入学すべきか悩むのは、その時点で決めても遅くはありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、薬膳の勉強を始めたくて、学校選びをある程度している人、もしくは本草薬膳学院に行こうか悩んでいる人に向けて記事を書きました。
この記事が少しでも役に立てば嬉しいです。
コメント
薬膳って興味があったので、とても勉強になりました!!
体は根本から整えていくことが大切ですね。
定期的にお邪魔します★
ありがとうございました!!
大木ハナさま、コメントをいただき、ありがとうございます!
薬膳は、とても奥が深い学問ですよね!
本草薬膳学院の先生に「中医薬膳学は、健康な人の体も診なければいけないので、とても難しい奥の深い学問です」と言われたことがあります。
これからも、私が学んだことで役に立ちそうな情報を発信していきたく思っておりますので、これかも「気ままに健康らいふ」を何卒よろしくお願いいたします。