こんにちは、かとえりです。
夏は暑くて、汗をよくかき、心拍数が多くなり、心機能が活発になります。
そして私たち人間を含め、自然界のあらゆる生き物が生長する季節です。
私たちの体の中にある陽の気も最も活発になるため、真っ青な青空と太陽の下にいるだけで、
なんだか心も明るく晴れやかなりますね。
しかし一方で、暑さは私たちの気を傷つけてしまいます。
近年は温暖化の影響などで、35度をこえる猛暑日が連日続くことが多くなったので、
夏バテで体調を崩されてしまう方も多いのではないでしょうか。
今日はそんな、夏バテ予防にぴったりな夏野菜についてご紹介していきたいと思います。
目次
夏野菜とは?
主に6月から8月までの3ヶ月間に旬をむかえる野菜のことを夏野菜と言います。
夏野菜といえばトマト、なす、きゅうりなどが有名ですが、スーパーに行けば一年中手に入れることができます。しかし、旬の野菜とは私たちが住んでいる地域の自然の中で、もっとも適した時期に太陽と大地の恵みを受け育ったもの。新鮮で、栄養価がもっとも高いだけでなく、数多く出荷されるためお値段もお安くなるのが魅力です。
主な夏野菜の種類
- とうもろこし
- 冬瓜
- すいか
- 枝豆
- モロヘイヤ
- きゅうり
- ゴーヤ
- オクラ
- みょうが
- ズッキーニ
- 空芯菜
- レンコン
- なす
- しそ
- ししとう
- 生姜
- いんげん
- ピーマン・パプリカ
- アスパラガス
- トマト
- レタス
- 長芋
- カイワレ
- セロリ
夏におこりやすい特徴的な体の不調
夏は日差しが強くなり、気温も上がり、私たちは活発に動くことができるようになります。同時に、夏は一年で一番雨の多い季節です。むしむしと暑い高温多湿の気候になるため、体が湿気を多く含みやすくなります。
1. 暑さにより、汗・熱が出やすくなる
暑さにより、熱が出て顔が赤くなったり、毛穴が開き汗をかきやすくなります。
汗が多く出ると、体内の水分や血液が消耗し、喉の渇きや尿少の症状が現れます。
体内の水分がさらに少なくなると、体のエネルギー源である「気」の消耗にもつながり、息切れや脱力、心悸などが起こりやすくなります。
2. 汗により、体の水分(津液)を大量に消耗する
睡眠や精神・情緒が不安定になりやすくなります。
それに伴い、動悸・寝付きの悪さ・不眠・イライラなどの症状がよくみられるようになります。
3. 暑さにより、体の水分(津液)が消耗すると体の「気」も消耗する
「気」というと、いかにも中医学っぽくて難しく聞こえますが、簡単に説明すると「人の生命活動の根源的なエネルギー」。
そして、体の水分である津液や血と密接な関わりがあります。
例えると、「気」は電流のようなもので、津液や血はモーターなどの機器に置き換えることができます。
電流が、モーターに使用されることで動力として機能するように、「気」も津液や血と伴って働きます。
このことから、暑さなどにより体の水分が消耗すると「気」も消耗してしまいます。
その結果、息切れ・脱力・熱射病などの症状が出てくると中医学では考えられています。
4. 高温多湿により、体内に湿気がたまり、消化器官がダメージを受ける
夏は、一年のうちで最も雨の多い季節。
体の中にも湿気がたまりやすくなります。
お部屋の中も湿気が多いと、もわーっとした感じになりますよね。
体の中も同じで、湿気が多くなると体内がもわーっとして「気」の巡りが悪くなり、消化器官の働きを悪くしてしまいます。
このように悪さをしてしまう体内の湿気を中医学では「湿邪」と呼びます。
湿邪は、湿気と同じで霧状の水分です。
霧吹きからでる霧状の水は下に落ちていきますが、それと同じように湿気は体の中でも下に向かっていきます。
そのため、下半身に症状が多く現れることも特徴の一つです。
このようなことから、食欲不振・疲れ・無気力・手足のだるさ・吐き気・下痢などの体の不調が現れやすくなります。
夏におこりやすい不調の改善法と夏野菜の効果
夏野菜は、熱を取り除いたり、体の水分を補う力をもつものが多くあります。
しかし、その熱を取り除き水分を補う効果は、体を冷やすこととなるため内臓の働きを低下させてしまうリスクもあります。したがって、内臓の働きをよくするための食物を一緒に取ると良いとされています。
夏野菜を食べる時の薬膳ポイント
症状 | 薬膳対策 | 野菜名 | |
1 | 暑さにより、汗・熱が出やすくなる | 暑熱を取り除く | セロリ、レタス、苦瓜 ズッキーニ、きゅうり トマト、すいか |
2 | 暑さから体の水分不足になり、不眠や情緒が不安定になる | 精神不安、イライラ、不眠などを解消する | ※豚・鶏ハツ、卵、牛乳など |
3 | 暑さで体内の水分と気が 消耗する | 体内の水分を補充し、喉の渇きを抑える | きゅうり、レンコン、 トマト、すいか |
4 | 高温多湿により、体内に 湿気がたまり、消化器官が ダメージを受ける | 湿を取り除きながら、気の巡りをよくし、食欲を増進させる | 生姜、しそ、みょうが |
※夏野菜ではありません。
以上を意識し、バランスよく食事をとることが夏バテにならない秘訣です。
【おわりに】夏野菜を使ったレシピをご紹介!(と言いたいけど・・・)
バランスよく食べようというからには、「夏野菜を使ったレシピをご紹介!」と言いたいのですが、実は私はレシピ開発が大の苦手・・・
(正直に!ご紹介できるほどのオリジナルレシピはありません・・・申し訳ありません・・・)
これから夏本番。夏バテ防止のために、メニューのレパートリーを増やせるよう料理も頑張っていきたいと思います。初心者ながらに作ったものをご紹介していければと思いますので、よろしくお願いします。
もし、みなさんの夏野菜を使ったオススメレシピなどあれば、ぜひ教えてください。
それでは暑い夏に向けて、一緒に頑張りましょ〜!
コメント