絶世の美女クレオパトラも愛したローゼルとは?

体の健康

こんにちは、かとえりです。

皆さんは、ローゼルという植物をご存知でしょうか?

ローゼルは、ハイビスカスティーの原料となる植物で、鮮やかな赤色がとても綺麗で印象的です。
ハーブの教室でハイビスカスティーの試飲をしたのですが、その見た目の可愛さと美の宝庫とも呼べるその効能について学ぶことができたので、今回はそのローゼルの効能その使い方についてご紹介したいと思います。

ローゼルとは?

ローゼルとは、赤く熟した総包片が特徴的の植物です。
かつてクレオパトラが愛したと言われるこのローゼルから作られるハイビスカスティーは、クエン酸やハイビスカス酸などの植物酸やミネラル類が豊富で、体内のエネルギー代謝や新陳代謝を高めると言われています。ちなみにローゼルの学名は、Hibiscus sabdariffa。
ハイビスカスのような花を咲かせますが、ハワイや沖縄などでよく見かけるハイビスカスとは別物です。150~200cmほどの高さに成長するローゼルは、熱帯地域でよく育ちます。

本来は多年草ですが、日本では寒い冬を越せないことから、一年草の植物として扱われています。
茎は繊維(ローゼルヘンプ)に、種子油は工業用に、その油粕は家畜の肥料になるので、捨てるところがない「マルチハーブ」と呼ばれています。

ローゼルの効能

ローゼルの特徴といえば、やはり鮮やかな赤色でしょう。この鮮やかな赤色の原因は、ローゼルの効能の特徴の一つでもある「アントシアニン」というポリフェノール成分です。
植物が紫外線などの有害物質から身を守るために蓄えられた天然色素で、抗酸化作用が非常に強いとされています。その抗酸化作用により、視機能の向上、肝機能の改善、メタボリックシンドロームや血糖値上昇の抑制効果など、その様々な生理機能や効果が明らかになってきました。その他、クエン酸、ハイビスカス酸、リンゴ酸、そしてカリウムなどのミネラル類が豊富に含まれているので、様々な効能が期待できます。

それでは、具体的な効能とその効能に関わりのある成分を見ていきましょう!

体が喜ぶローゼルの成分 その1:クエン酸

ローゼルを熱湯に入れると鮮やかなピンク色のハイビスカスティーができますが、それは少し酸っぱい味がします。これは、クエン酸やハイビスカス酸などの酸が含まれているためです。

特にクエン酸は、私たちの体のエネルギー代謝において重要な役割を果たしています。クエン酸と聞くと、疲労回復に良いと聞いたことがある人も多いでしょう。それは、クエン酸が私たちの体の中のエネルギー代謝に関わっているからです。

体内のクエン酸が足りなくなると、エネルギー代謝が十分にできなくなってしまいます。
エネルギー代謝が十分にできなくなると、体の中でエネルギーがうまく作り出せない状態になってしまうのです。私たちは、食べ物から摂取した糖、脂質そしてタンパク質を体の中でエネルギーに変えています。これがエネルギー代謝なのですが、この代謝機能が低下すると食べ物から摂取した糖や脂質、タンパク質が燃焼されず、体に溜まっていってしまい、代謝の悪い状態になってしまうのです。このようにクエン酸はエネルギー代謝を効率的に活性化させるので、ダイエット効果も期待できますし、疲労回復にも関係してくるのです。

体が喜ぶローゼルの成分 その2:アントシアニン

ローゼルの美しい鮮やかな赤色の総包片。
この色の元になっているのが、ポリフェノールの一種であるアントシアニンです。

ポリフェノールは、紫外線やウイルスなどの外敵から自分の身を守るために植物が作り出したもので、その中でもアントシアニンは抗酸化作用が非常に強いと言われています。このアントシアニンは、他の成分と結びつくことで様々な効能を発揮します。例えば、私たちの視覚。私たちが普段目を使い物を見るとき、その物は光の情報として私たちの脳に伝えられ、脳が「視覚」としてその物を再現します。ここで、光の情報を脳に伝える役目を果たしているのは、目の網膜にあるタンパク質の一種なのですが、このタンパク質の合成を促しているのがアントシアニンなのです。このようにアントシアニンは、視覚を作り出すタンパク質の生成を助けるので、視覚機能の改善に効くと言われています。

その他、アントシアニンは体内の脂肪合成を低下させる、血中の脂肪蓄積を抑える、血糖値の上昇を抑えるなど、ダイエットにも効果的な要素も持っていると言われています。

体が喜ぶローゼルの成分 その3:カリウム

私たちの体の中の細胞のは、ナトリウムとカリウムによってバランスが保たれています。
カリウム不足の中、ナトリウムを取りすぎると、細胞内のナトリウムの濃度を下げるために水分が供給されます。これが血液中の細胞内で起こると、この水分により血管壁が圧迫され、顔ではリンパ液などが薄められ「むくみ」となるのです。
カリウムを摂取することで、この水分供給を防ぐことができることから、むくみを防ぐことができると言えます。

体が喜ぶローゼルの成分 その4:ビタミンC

ビタミンCは、誰もが一度は聞いたことのある成分でしょう。
ビタミンCの効能といえば「お肌の調子を整える」ことでしょうか。日常から気をつけていらっしゃる方も多いかもしれません。ビタミンCがお肌と深く関係している理由としては、ビタミンCが骨や腱などの結合タンパク質であるコラーゲンの生成に必要不可欠であることや、メラニン色素の生成を抑え、日焼けを防いでくれる成分であるからでしょう。また、ビタミンCはストレスや風邪などの病気に対する抵抗力を強化してくれる働きもあります。

ビタミンCは、人の体内では生成できないため、食物から摂取する必要があります。ローゼルにはビタミンCが豊富に含まれているので、クレオパトラがハイビスカスティーをこよなく愛したと言われる所以はわかる気がしますね。

ローゼルの効能まとめ

ローゼルの成分について、少し詳しくお話ししてきました。それらの成分の働きをもとに、ローゼルの効能についてまとめてみましょう!

疲労回復

ローゼルに含まれるクエン酸をはじめ、ハイビスカス酸などの酸がエネルギー代謝を効率的に活性化させるため、疲労回復効果が期待できる。

美肌・美容や風邪予防

ローゼルのビタミンCにより、お肌の調子を整えたり、風邪などの病気やストレスに対しての抵抗力を強めてくれる。

眼精疲労

ローゼルの鮮やかな赤色の要因でもあるポリフェノールの一種、アントシアニンが視覚を作り出すタンパク質の生成を助け、視覚機能の改善を促してくれる。

ダイエット効果

アントシアニンの働きにより、血中の脂肪蓄積や血糖値の上昇を防ぎ、クエン酸が体内のエネルギー代謝を活性化することにより、ダイエット効果が期待できる。

ローゼルの使い方

ハイビスカスティー

【材料】

  • 熱湯 180~200 ml
  • ローゼル 3個
  • はちみつ 適量

【作り方】

1. ローゼルの種を取り除きます。
(中に入っている緑色の物が種です。私は、暖かくなったら自分でローゼルを育てたいので、種は来年の春まで保管しておきます。)

2. 熱湯を1に注ぎます。

3. 熱湯を1に注ぎます。
数分ポットの中で蒸らして、ローゼルの赤色の色素が抜けるまで待てば、ハイビスカスティーの出来上がり!お好みでハチミツを混ぜてくださいね。

ちなみに、赤い色素がお湯に溶け出した後のローゼル。

すっかり赤色の色素が抜けてしまいました。

美味しくいただいたハイビスカスティーには、たくさんのアントシアニンが含まれていたに違いありませんね!

お料理(コンポート)

ローゼルの使い方は、ハイビスカスティーだけではありません。お料理にだって活かせます!
ゼリーやシャーベットなどのおやつにしたり、ビネガーに漬けてソースに用いれば、食卓を鮮やかに彩ることができるでしょう。

今回は、コンポートを作ってみたのでご紹介します。

【材料】

  • りんご 2個
  • ローゼル 10個分(種を取った後の重さは約44g)
  • 砂糖 22g(ローゼルの種抜きした後の重さの半分程度)

【作り方】

1. ローゼルの種を取り除きます。

2. りんごを角切りに切っていきます。
りんごがたくさん余っていたので、2個使ったのですが、ローゼルの量に合わせて1個でもよかったかもしれません・・

3. 1と2に砂糖を入れて、煮詰めていきます。
お好みでワインなどを入れても美味しいです。

4. 煮詰まって、どろっとしてきたら完成です。

パウンドケーキに添えたり、ヨーグルトに入れたりして食べても美味しいですよ!

まとめ

いかがでしたでしょうか?
ハイビスカスティーは有名ですが、その原料のローゼルはなかなか知られていない植物です。
暖かい気候を好むことから、日本では沖縄を中心にして栽培されているようなので、本土ではなかなかお目にかかれない植物かもしれません。しかしその美の宝庫とも呼べる植物は、様々な効能を持っているので、お店などで見かけたら、ぜひ試してみてくださいね!
オンラインなどでも販売しているところもあるようなので、気になる方は合わせてチェックしてみてください。

 

 


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