ハーブの利用法として思い浮かぶものはなんでしょう?
料理、アロマセラピー、ハーブティーと、様々な使い方があるハーブ。
最近は、スーパーでもフレッシュハーブを買うことができますし、生活雑貨店のリラクゼーションコーナでは、エッセンシャルオイルやハーブティーなど比較的簡単に手に入るようになったので、ハーブがより身近に感じられるようになった方も増えてきたのではないでしょうか。
そんな中、今回ご紹介したいハーブの利用法は「ハーブチンキ」です。
日本では馴染みの薄いチンキ剤ですが、海外では薬として処方されるほど薬効が高いとし、
消毒、うがい、スキンケアなどに利用されています。自然由来のもので、小さいお子さんがいらっしゃるお家でも心配せずに使用できます。
コロナの影響で手洗いうがいや消毒などが必須になっている今日この頃。
自宅でも簡単に作れますので、ご興味のある方は以下参考にして作ってみてくださいね!
目次
チンキ剤とは
チンキ剤とは、ハーブをアルコールに漬けこみ有効成分を抽出して保存できる浸剤です。
自宅で簡単に作ることができるチンキ剤ですが、ハーブをアルコールに漬け込んで有効成分を抽出するまでに1ヶ月ほど時間がかかります。
アルコール度が高いので1-2年ほど保存することができます。
消毒、うがい薬、スキンケアなど様々に利用できるので、一つお家にあると重宝しますよ。
チンキ剤の作り方
チンキ剤の使用用途により、選ぶドライハーブも異なります。
うがい薬として使用するのであれば、殺菌・抗菌作用のあるハーブを中心にチョイスしたり、
消炎作用、抗酸化作用またはホルモンバランスを整えてくれるハーブであれば、スキンケアに使用すると良いでしょう。
私は、一番使いやすいうがい薬としてチンキ剤を使いたいと思ったので、ここでは殺菌・抗菌作用があるハーブを中心にブレンドしたチンキ剤をご紹介します。
それでは早速作っていきましょう!
材料
- お好みのドライハーブ 20g
※上写真のハーブブレンドは、参考としてご紹介します。
ペパーミント 5g
タイム 4g
ラベンダー 3g
ローズレッド 3g
ローズマリー 5g
- ウォッカ(アルコール度数40度以上のもの) 100m
- ガラス容器 一個
- 濾過用紙(コーヒーフィルター) 1枚
作り方
1 ガラス容器を熱湯消毒する
2. ガラス容器にハーブを入れる
3. 1にウォッカを注ぎ、軽く容器を振りハーブとなじませる
4. 直射日光を避け、1ヶ月ほど置いておく
5. 中身のハーブをコーヒーフィルター等で濾し、チンキの原液をガラス瓶に入れ保存する
チンキ剤の使い方
海外では薬として処方されるほど薬効の高いチンキ。
様々な用途で使用されています。
化粧水
化粧水の場合、チンキと精製水は5-10%の割合で作ることが一般的です。
こちらでは10%の割合で作りますが、お肌の調子など様子をみて、その割合は調節してください。
- チンキ 小1
- 精製水 1/4カップ
- グリセリン(保湿として)
化粧水におすすめのハーブ
- カモミール
- ローズ
- ラベンダー
- カレンデュラ
- ヒース
うがい薬
- チンキ 小½
- 水 200ml
うがい薬におすすめのハーブ
- タイム
- ペパーミント
- ローズマリー
- エキナセア
入浴剤
入浴剤として使用する場合は浴槽の大きさにもよりますが、ここでは通常の一坪程度のバスタブを想定して記載します。ただし、チンキの使用量をきちんと計算する必要はありません。
目安の使用量を参考にしつつ、お肌の調子などご自身の体質に合わせて適宜調整してください。
- チンキ 30-50ml
- 岩塩
入浴剤におすすめのハーブ
- ラベンダー
- ペパーミント
- タイム
- レモンバーム
まとめ
いかがでしたでしょうか?
チンキ剤は比較的簡単に作れるので、ハーブを使い分けをすれば、
リラックスに使えたり、消毒に使えたりと重宝すること間違いなし!
日々の暮らしにハーブをちょい足しして、素敵な生活をお過ごしください。
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